自分のペースではなく、クライアントのペースで

新卒プランナーがいう「自分のペース」

リモートワーク(主に在宅勤務)は「自分のペースで仕事ができて良い」という人が多いと思います。ですが、これを新卒レベルのプランナーが言うのか、ベテランのプランニングディレクターが言うかによって、意味は大きく異なります。

新卒レベルのプランナーが言う「自分のペース」とは、本当に自分のことしか考えていない「自分のペース」です。朝、上司に「これをやっておいて」と言われて、夕方「できました」とチェックをしてもらうまでの間、自分のスピード感で仕事ができてラッキーだという程度のことです。

1日かけて出したアウトプットが、仮にやり直しに近いレベルのものでも、上司は「まだ新卒だし、これ以上言ってもできないだろうから、自分が巻き取るしかないな‥」と思い、「今日はいいよ」と言われたにもかかわらず、「毎日自分のペースで仕事ができていいなぁ」なんて思いながら、翌日も同じようなことを繰り返しているのではないでしょうか?

ベテランプランナーがいう「自分のペース」

一方ベテランプランニングディレクターの言う「自分のペース」とは、クライアントが欲しいタイミングにしっかり価値のあるものを提供することをゴールとして、自分の時間配分を考えて仕事ができるということです。例えば、企画立案が行き詰まったから散歩しようとか、明日の子どものお弁当をつくらなくては‥ということになっても、そのあとの時間やスキマ時間を使って、きっちりクライアントを満足させられるだけのアウトプットを出すものです。

おわかりのように、新卒レベルとベテランディレクターのゴールは全く異なります。新卒レベルは「自分がやったということ」が、ベテランは「顧客が満足すること」がゴールになっています。しかも、クライアントが満足するためには、品質の他にスピード感が大事です。今日依頼を受けた企画を「再来週くらいに出そうかな‥」と思っていると、クライアントは「来週欲しい」というようなレベルで品質とスピードを要求してくるものなのです。

「在宅ワーク」を見直す理由

「在宅ワークいいね!」と仕事をしている新卒レベルの専業プランナーは、早めに自分の考えを改めたほうが良いでしょう。顧客が求めるスピード感にもまれないまま、いつまでたっても自分時計で仕事をしている人は、サービスを提供する人としての市場価値は下がる一方です。

自らクライアントと対峙して、クライアントが望む(もしくはそれ以上の)スピード感で質の高いものを納品するためには、どうすれば良いか?を考え抜き、ベストな方法を編み出し続けていかなければ、スキルアップましてやその先にあるキャリア(成功体験)はつかめません。まずは、自分事として(つまり自分がプロジェクトリーダーとして案件の)スピードを体感し、その期間内で企画を練り上げていくような環境に自分を置き、できる人を真似てみましょう。新卒プランナーレベルで在宅ワークを続けるのはあまり感心しません。

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