GA4×生成AI シリーズ_02
サイト訪問者は、どんな順番でページを見ている?
GA4では『訪問数』や『エンゲージメント率』といった数値は簡単に把握できます。
しかし“ユーザーがどんな順序でページをたどっているのか=動線”は、見えにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
ページごとの集計だけでは、ユーザーのストーリーは見えないものです。そこで今回は、Googleの生成AI「Gemini」にGoogleアナリティクス(GA4)の生データを読み込ませて、
Webサイトにアクセスしたユーザーが「どこから来て、どこを通って、どこで離脱したのか?」を可視化してみました。
使用環境と分析方法
● 使用AI:Gemini Advanced(Google公式の生成AI)
● データ:Google BigQueryを経由して得られたGoogleアナリティクス(GA4)の「ページパス履歴データ」
● 使用ツール:デタクル(dataclu)
今回は特に「セッション単位のページ移動履歴(site path)」に注目し、生成AIに「ユーザー動線をストーリーとして要約してもらう」形で分析を進めました。
では実際に、AIとどんな会話ができたのか?今回は以下のような簡単なプロンプト(指示文)をGeminiに投げかけて、サイトの状態を読み取ってもらいました。
プロンプト①:「ユーザーはトップページから、どのような順序でページを移動していますか?」
Geminiの回答(要約):

プロンプト②:「ユーザーが途中で離脱しているページは?そこまでの動線は?」
Geminiの回答(要約):


<Geminiからの示唆>
離脱数が多いページをランキングし、それぞれに至るまでの代表的な動線をリストアップします。
1位:採用情報ページ
2位:募集要項ページ
3位~5位:各種サービスページ
まとめ
• 採用関連ページでは、複数のページを回遊した後に離脱するユーザーと、検索から直接ランディングして離脱するユーザーが混在しています。
• サービス紹介ページでは、トップページから順当に遷移してくるユーザーが多く、そのページの内容が次のアクションを決めさせる重要なポイントになっていることが伺えます。
図解化してみた:動線フローチャート(AI生成)
Geminiに「ユーザーの典型的な動線を図にしてください」と依頼すると、以下のようなテキストベースのフローチャートが提示されました。
Geminiの回答(要約):

生成AIによる動線分析の面白さ
Googleアナリティクス(GA4)では、「各ページ単体の指標」や「前後のページ(ページ遷移)」は見られますが、セッション全体の流れをまとめて“意味づけ”することはできません。
一方で、生成AIを活用すれば、次のような価値が得られます。
• ユーザーのサイト内での動きを物語として把握できる
• 離脱の兆候や不安を文脈的に理解できる
まとめ:動線を見れば「思考の流れ」が読める
Googleアナリティクス(GA4)の生データ × 生成AIによる分析は、単なる数字を超えて「ユーザーがどんなことを考えていたのか?」を想像させてくれます。アクセスログが「物語」に変わる、そんな体験でした。












<Geminiからの示唆>
トップページを訪れるユーザーの主な関心は「採用」と「事業」の2つに大別され、それぞれが明確な目的を持ってサイト内を回遊している様子が伺えます。
これらの主要なユーザーがスムーズに目的を達成できるよう、それぞれのページ間の連携を強めたり、導線をより分かりやすく設計したりすることがサイト改善の鍵となりそうです。