観察力の鍛え方

佐渡島庸平さんの『観察力の鍛え方』SB新書(2021)から、受託型プランナーの仕事に活かせそうなポイントをメモしてみました。

なぜ観察が重要か?

良い観察が行われれば→問いが生まれる→仮説が生まれる→次の新しい観察が行われる。

仮説を生むためには、まず観察という重要なメッセージです。

観察にはメガネが必要

観察するには、観察を阻む3つのメガネを活用する(意識的にかける)ことが大事。
1)認知心理学でいわれるさまざまなバイアス
2)個々人が観察対象に抱く感情
3)観察対象を見るときのコンテクスト

観察にはメガネを排除せよと、よく言われるが意図的にかけようというのはあまり言われませんね。具体的なバイアスの話は、中盤に記載されています。

観察のポイントは、ディスクリプション

目に映るものを、主観的な感想を排除し、そのまま言葉に置き換えること(=ディスクリプション)を積極的に行う。事実と解釈や感想を混同させないことは基本中の基本。見るだけだと、分かったつもりになる。ディスクリプションしようとすると、細かいところまで見ようとして、気づきが多い。また、記憶には頼らず必ずデータを出す。

Webサイト制作の場ではよくつかわれるキーワードですが、「データ・ディスクリプション」という名称でも活用できそうです。

仮説化には「型」を学ぶ

1)思いっきり主観的にデータを使う
2)アイデアは真似る=型を学ぶ

おそらく「こうかもしれない」という仮説を生み出すアブダクションのスキルのことが書かれているようです。自分の直感や追体験をして「これおかしくないかな?」というようなアプローチの他、先人達が行ってきた物事の進め方などの「パターン」を学び、まずはそれと比較してどうなのか?というような仮説を出せるようにしようということかもしれません。

あいまいの4象限

終盤は若新雄純さんの「あいまいの4象限」を引用されて、あいまいなものを観察するにはどうしたらいいか?ということに言及されています。

おそらく「型」を受け入れ次の「型」を生み出す、というスパイラルが描かれており、第4象限のわからないままにあるところの観察が、次の「型」を生み出すために重要ではないか?ということをおっしゃっているのかな?と解釈しました。
1stよくわからないけど、型を受け入れる
2nd真似をしたものが論理的に理解できる
3rd感情によって、型を崩して新しいものを創り出す
4thそれを他の人が見た場合、まずは観察からはじめる(これまでの型との差異)‥という繰り返しによって、われわれは動いているのではないかと考えておくと、ひとまずは良いかもしれません。

観察力の鍛え方
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