近頃、AIによる自然言語の生成サービスとしてChatGPTが注目されています。ChatGPTは文章作成能力に長けており、生成された文章は人間が書いた文章と見分けがつかないという声もあります。
日本初ChatGPT技術を実装した採用サービス
Hello Bossはアプリ内でChatGPTを利用できる日本初の採用サービスです。企業側は募集要項、求職者側は自己PRの作成をChatGPTの文章作成機能に任せることができます。質問項目に対して約30秒で答えを選ぶだけで文章を作成してくれるので、自分で文章を作成する時間を短縮してくれます。企業・求職者の採用・就職活動を効率よく進めたいというニーズに応えているといえるでしょう。
Hello Bossが提供する価値
Hello Bossが実装している主な機能としてはAIマッチング、即時チャット、文章作成機能、企業データベース「HelloData」の4つがあります。
- AIマッチング：企業と求職者の接点を増加させる
企業と求職者双方が自由検索だけでなく、独自のAIアルゴリズムによって企業募集情報または求職者の推薦提案を受けることができます。
- 即時チャット：企業と求職者の接点を増加させる
企業と求職者は、どちらからでもスカウトや応募を気軽に始められる即時チャットを開始することができます。従来の採用サービスとは違い、マッチしなくてもチャットができます。
- 文章作成機能：時間を短縮させる
ChatGPTによって企業側は募集要項、求職者側は自己PRの作成を自動で行うことができます。
- 企業データベース「HelloData」：時間を短縮させる
求職者は、HelloDataで国内企業の約520万社の情報を見ることができます。
Hello Bossは以上の機能によって、採用・就職活動を効率化するという価値を提供しています。採用・就職活動を効率化することで、お互いに従来よりも多くの接点を持てるようになります。
採用業界におけるAI導入
採用業界ではHello Boss以外にもAIを導入して効率化を図っている事例があります。ソフトバンク株式会社は応募者の選考会場への移動にかかる時間や費用を軽減することを目的として、採用活動にAIシステムを導入しています。2017年にはIBM Watson（IBMが開発したAI）を活用してエントリーシート選考にかかる時間を約75パーセント削減しています。2020年には株式会社エクサウィザーズと共同開発したAIを動画面接に導入しています。
人の根幹を形成するポテンシャルや精神性を見極めることは難しいと言われています。しかし、AIだけに判断を任せてしまうことは現実的ではないでしょう。先の事例においてもAIが合格と判定した動画については合格として次の選考を行いますが、不合格と判定した動画については人事担当者が動画を再確認します。つまり、最終的には人が動画面接の合否を判断しています。採用活動におけるAIは、今後しばらく人の補助的な役割にとどまりそうです。
